こんにちは、KOHです。
今回は、JRiver Media Centerの「DSPスタジオ」の設定方法についてご紹介します。
「DSPスタジオ」を調整することによって、より自分好みの音質にすることができます。
それでは早速やっていきましょう。
JRiver のその他の手順について
インストール・初期設定についてはこちら
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DSP スタジオ
1.JRiverを起動し、「プレイヤー」→「DSP スタジオ」をクリックします。
2.下図のように「DSP スタジオ」が開きます。
赤枠の中が「DSP スタジオ」の設定項目です。
各項目の□にチェックを入れると、有効化されます。(下図は全て無効化の状態)
出力ファイル形式変換
再生するファイルをどのような形式で出力させるか設定できます。
「出力エンコーディング」、「サンプルレート」、「チャンネル」、「サブウーファー」の
4種類設定できます。
出力エンコーディング
再生するファイルの出力形式を「PCM」、「ドルビーデジタル」、「DSD(ネイティブ・DoP)」から選択できます。「なし」を選択すると「PCM」で出力されます。
接続しているオーディオデバイスの最高音質の出力形式を選択すると良いでしょう。
サンプルレート
出力エンコーディングを「なし」(PCM)を選択したときに、入力に対応したサンプルレートを出力させます。「DSD」のときは設定できません。
例えば下図のように設定すると、再生するファイルサンプルレートが「44.1kHz」のとき「352.8kHz」として出力されます。
チャンネル
出力エンコーディングを「なし」または「ドルビーデジタル」を選択したとき、何チャンネルで出力させるか選択できます。「DSD」のときは設定できません。
「2.1」チャンネルや「5.1」チャンネルなど多チャンネルの出力設定ができます。
ミキシングは「JRSS」を選択すると、2チャンネルを多チャンネルで出力(アップミックス)したり、多チャンネルを2チャンネルで出力(ダウンミックス)したりできます。
サブウーファー
チャンネルを「2.1」や「5.1」などサブウーファー込みのチャンネルとして選択したときに設定できます。どの周波数にローパスをかけるかを選択できます。
ボリュームレベリング
再生するファイルのボリューム差を均一にします。
均一にするとボリュームが下がってしまうことがあるため、次の「アダプティブボリューム」を設定することでより最適化できます。
アダプティブボリューム
ボリュームレベリングを有効化した際に生じるボリュームの低下を最適化し、聴き取りやすく設定できます。
「ピークレベルのノーマライズ」、「ナイトモード」、「小型スピーカーモード」の3種類選択できます。聴こえ方が変化するので、好みで選びましょう。
イコライザー
各周波数毎にレベルを設定できます。音楽再生ソフトお馴染みの機能です。
好みのプリセットに設定したい場合は、下記をご覧ください。
プリセットの設定
1.各周波数のレベルを変更すると、プリセット名が「カスタム」になります。
3.プリセット名を変更し、「Enter」を押します。
ここで「終了」を押してしまうと保存されないので注意してください!
効果
「環境」、「仮想サブウーファ」、「サラウンド音場」といった効果をつけられます。
環境
「コンサートホール」や「アリーナ」など、その場所にいるかのような音響効果を設定できます。右の数値で残響の強さを変更できます。
仮想サブウーファ
実際にサブウーファを置いたような音響効果を設定できます。
サブウーファの大きさを選択でき、低域の鳴り方を変更できます。
サラウンド音場
音の広がりの強弱を設定できます。
ヘッドフォン
ヘッドホンでもスピーカーで聴いているのと同じ効果が得られるように設定できます。
音の広がり方も選択できますので、好みで選ぶと良いでしょう。
テンポとピッチ
その名の通り、テンポとピッチを変更できます。
テンポとピッチは個別に、レートはテンポとピッチを一緒に変更できます。
ルーム補正
「5.1」チャンネルや「7.1」チャンネルといったサラウンドを、スピーカーの位置や部屋の特性に合わせて調整できます。
上述の環境によって、音を打ち消しあってしまう場合があるため、この「ルーム補正」で位相や音量を調整します。
まとめ
DSP スタジオの中で、個人的に主要と思われる項目をピックアップしました。
出力ファイル形式変換を適切に設定すれば、あとの設定は好みで良いと思います。
「イコライザー」や「ヘッドフォン」あたりをいじってみると聴こえ方が変わって楽しめると思います。
最後に私が「TEAC UD-501」にて設定している内容を下記にのせておきます。
ご参考になれば幸いです。
私の設定(TEAC UD-501)
有効化しているのは、「出力ファイル形式変換」、「ボリュームレベリング」、「アダプティブボリューム」、「イコライザー」の4種類です。
・出力ファイル形式変換
色々と設定を変更し、現在は下図の設定に落ち着いております。
・アダプティブボリューム
アダプティブボリュームは「ピークレベル」を選択しています。
・イコライザー
イコライザーは「DT990」というヘッドホンにあわせて調整しています。
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