こんにちは、KOHです。
今回は、高音質の音楽再生ソフトとして評判の「JRiver Media Center」を使って、
音楽CDを直接DSD化して取り込む方法についてご紹介します。
実はこのJRiver、リッピングソフトとしても使えるんです!
しかもDSDファイルとして直接取り込めるので、わざわざWAVファイルに変換する
必要なし!
それでは早速やっていきましょう!
JRiver のその他の手順について
インストール・初期設定方法ついてはこちら
DSPスタジオの設定についてはこちら
JRiverのリッピングについて
■多形式のファイルにリッピングできる。
・AIFF/ALAC/DSF/FLAC/APE/MP3/MPC/OGG/WAV/WMA に対応。
■DSDは「DSD64(2.8MHz)」と「DSD128(5.6MHz)」を選択できる。
■WAVやFLACなど他の形式のフォーマットからでもDSDに変換できる。
■エラー訂正機能が搭載されている。
リッピング手順
1.「JRiver Media Center」をダブルクリックし、起動します。
3.「CD, DVD & BD」をクリックし、コピーモードを「エラー訂正」、
読み出し速度を「最大」に変更します。
4.「エンコーディング」をクリックし、エンコーダーを「DSD」に変更します。
※「AIFF/ALAC/DSF/FLAC/APE/MP3/MPC/OGG/WAV/WMA」
が選択できます。
5.「エンコーダー設定」をクリックし、サンプルレートを選択します。
サンプルレートは「DSD(64fs/2.8MHz)」と「ダブルDSD(128fs/5.6MHz)」の
2つから選択できます。今回は「ダブルDSD(128fs/5.6MHz)」を選択しました。
サンプルレートを終了したら、「終了」をクリックします。
6.「ファイルの場所」をクリックし、オーディオの「保存場所」、「フォルダのルール」、
「ファイル名のルール」をそれぞれ選択します。
今回は 保存場所:Music、フォルダルール:[Artist]\[Album]\、
ファイル名のルール:[Track#]-[Name] を選択しております。
ちなみにこの設定でリッピングするとこうなります。
7.「全般」をクリックし、ディスク検索の大/小文字 を「データベースからのオリジナル」
を選択します。選択したら、「終了」をクリックします。
11.正しいアルバム名を選択し、「了解」をクリックします。
同じアルバム名でも大文字と小文字の違いなだけ場合があるので、
好みで選択しましょう。
12.リッピングする曲にチェックを入れ、「トラックをリッピング」をクリックします。
リッピングが開始されるので、しばらく待ちます。
※ここでカバーアートがなくても、後で設定できるのでご安心ください。
13.リッピングが完了したら、「Close」をクリックします。
14.リッピングレポートが表示されるので、「終了」をクリックします。
15.リッピングしたファイルを確認できたら、リッピング完了です。
カバーアート設定手順
1.カバーアートを表示させたいアルバム上で右クリックし、
「カバーアート」→「インターネットから取得」を選択します。
2.カバーアートを選択し、「カバーアートの保存」をクリックします。
他形式ファイルからDSDに変換する手順
1.DSDに変換したい曲を右クリックし、「ライブラリーツール」→「ファイル形式を変換」
を選択します。
3.変換したファイルの保存先を選択し、「終了」をクリックします。
4.変換するファイル形式を「DSD」にし、「…」をクリックします。
※「AIFF/ALAC/DSF/FLAC/APE/MP3/MPC/OGG/WAV/WMA」
が選択できます。
5.サンプルレートを選択し、「終了」をクリックします。
サンプルレートは「DSD(64fs/2.8MHz)」と「ダブルDSD(128fs/5.6MHz)」の
2つから選択できます。今回は「ダブルDSD(128fs/5.6MHz)」を選択しました。
データ比較
JRiverでWAVファイル(44.1kHz/16bit)とDSD(5.6MHz)ファイルの2つを作成し、
音質・サイズ・周波数特性を比較してみました。
曲目は(いつも通り)「BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-/B’z」です。
音質
これまでWAVとDSDの聴き比べは何度かやってきましたが、共通して言える事は音の広がりと高域(シンバル音など)の響きに違いを感じます。
WAVよりもDSDのほうが音の広がりが広く、高域の響きが柔らかいです。
よりアナログに近付いたような印象ですね。私はDSDの方が好みでした。
サイズ
・DSD(5.6MHz)ファイル:511MB(WAVファイルの約8倍)
・WAVファイル:63.9M
JRiverから直接DSDに変換したファイルも、WAV→DSDの順に変換したファイルもサイズに差はありませんでした。(→WAVからDSDに変換したファイルのサイズ)
周波数特性
WAVファイル(44.1kHz/16bit)
DSDファイル(5.6MHz)
WAVだと20kHzちょっとでカットオフされていますが、DSDだと緩やかに伸びていますね。
ファイルの整合性はとれていそうです。
まとめ
今回はJRiverを使ってリッピングに挑戦してみました。
音質も良く、音質調整機能も豊富で、DSDにも直接リッピングできるJRiverの便利さを
改めて思い知りました・・・
操作も簡単にできるところがユーザーにとってはありがたいですね。
手持ちのCDを手軽にDSD化できるので、お気に入りの曲をDSD音源で聴いてみたい人や、USB-DACのDSD再生機能を試してみたい方にピッタリだと思います。
ハイレゾの配信曲数はまだまだ少ないので、ご自身で好きな曲をハイレゾ化するのも
楽しいですよ!
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