こんにちは、KOHです。
今回は、入力側でも出力側でも使える「RCAショートピン」のご紹介です。
通常のRCAショートピンは、オーディオ機器のRCAジャックの入力側に挿してノイズを低減します。出力側はショートしてはいけないので、出力側には使えません。
ですが、このショートピン、なんとピンが着脱できるんです!
ピンが着脱できるおかげで、入力側にも出力側にも使う事ができて非常に便利!
それでは早速見ていきましょう。
商品の特長
■ピンが取り外しできるので、入力側/出力側両方に対応できる
■オーディオメーカー品に比べ、比較的安価
■持ち手の部分がつまみやすく、機器に取り付けしやすい
入力側は信号ラインとGNDラインをショートさせ、信号ラインに侵入する外来ノイズを
GNDラインに落とす役割をします。
出力側はピンを取り外し、保護カバーとして使用します。
※ピンをつけたまま出力側には接続してはいけません!機器を破損する恐れがあります。
実際に購入したもの
パッケージ けっこうあっさりしてます笑
中にはショートピンとクリーニングクロスが入っています。 今回は8個入りを購入しましたが、12個入りもあります。
ピンがネジ式になっており、取り外しできます。便利! RCA入力側にはピンを付けた状態 RCA出力側にはピンを外した状態 で機器に取り付けます
TEAC UD-501 の2つのコアキシャル入力ジャックに取り付けてみました。 勘合は固く、しっかりと固定されています。
使ってみた結果
音質
取り付ける前と比べて、下記のような変化を感じました。
・音の分離感アップ
・低域の沈み込みが増す
・ボーカルが聴きやすくなる
変化量としては微小ですが、全体的に聴きやすくなったことは実感できました。
手軽に変化を楽しめていいですね!
測定データ
UD-501のヘッドホン出力からPCのマイク入力につなぎ、無入力状態の周波数特性を
ショートピン取り付け前後で比較してみました。
ショートピン取り付け前
ショートピン取り付け後
赤の波形が「最大値をキープした波形」(マックスホールド)、
緑の波形が「リアルタイムの波形」です。
白の破線は1kHzを基準としたカーソルです。
カーソルを合わせると、そのポイントのレベルが表示されます。
8kHzにピークが出ていますが、これはUD-501から出力されているノイズです。
結果としては、微量ですがショートピン取り付け後の方がノイズが低減されています。
1kHzのレベルが、
取り付け前は「-86.08」
取り付け後は「-87.50」
となっており、取り付け後のレベルのほうが低くなっています。
(もう少し細かく見てみれば、より差がわかると思いますが、機材環境の都合上
これが精一杯でした・・・。)
まとめ
今回はRCAショートピンの使用前後で比較してみました。
効果は音質と測定データともに違いを実感できたので、結果としては満足です。
入力・出力で買い分ける必要がないので非常に便利ですね。
手軽に音質向上を図れる良いアイテムだと思います。
価格的にも手を出しやすいので、音質の変化を試してみてはいかがでしょうか?
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