【オーディオ】半田付けに必要な工具をまとめてみた!【自作】

シェアお願いします。

soldering_top
こんにちは、KOHです。

今回は、オーディオ用品の自作や電子工作をする人向けに「半田付けに必要な工具」についてご紹介します。

半田付けは、適切な工具を適切な環境で使用することが非常に重要です。
半田ごての温度管理や、治具を使って作業しやすい環境にすることで、よりキレイに半田付けできます。

私自身、工場勤務という職業柄、半田付けをする機会がよくありますので、そこでの経験を踏まえてご説明したいと思います。

それでは早速見ていきましょう。

スポンサーリンク
レクタンダル(大)【Google AdSense】

必須の工具

半田ごて

白光 ダイヤル式温度制御はんだこて FX600

いわずもがな、半田ごてです。半田を溶かし、線材や基板のランドに半田付けするために使用します。

温度調整(350℃程度が良い)が非常に重要で、半田付けのしやすさに大きく影響します。
半田付けがうまくいかないと、その部分が抵抗を持ち、音質低下の原因にもなります。

1000円くらいの半田付けセットが売られていますが、温度調整ができないものが多いです。
よって、多少高額でも温度調整ができるものを選びましょう。

下記の半田ごては、温度調整可能で、且つこて先を交換できます。
半田ごてのメーカーとして有名なHAKKO製ですので、オススメです。
こて先カバーもあると保管する時に便利です。

こて台

白光(HAKKO) こて台 633-01
半田ごてを置く台です。
クリーニングの部分が「金だわしタイプ」と「スポンジタイプ」のものがあります。
お好きな方でいいと思いますが、私は「金だわしタイプ」をオススメします。
スポンジタイプですと、こて先がキレイになりすぎて酸化を早めてしまう可能性があります。
(こて先は多少半田が付着しているほうが酸化しにくいため)
念のため、下記に両タイプのせておきます。

・金だわしタイプ

・スポンジタイプ

半田

オヤイデ 音響専用合金ハンダ (50g) SS-47-50G

こちらもいわずもがな、半田です。大別すると、有鉛半田と無鉛半田があります。
個人使用の場合は基本的にどちらでも大丈夫ですが、有鉛半田のほうが溶けやすいため作業性は良いです。
ちょっと高額ですがオヤイデから音響用の半田もでてますので、好みでお選びください。

・goot(有鉛)

・オヤイデ(無鉛)

ニッパー

エンジニア マイクロニッパー NP-05
線材や被覆を切るニッパーです。これさえあればケーブルの末端処理ができます。
基本的にどんなものでも大丈夫ですが、スプリングがあるほうが作業性が良いです。

soldering_tool_1
下記のニッパーはスプリング付きで、グリップも持ちやすいのでオススメです。

半田吸い取り線

goot はんだ吸取り線 CP-2015

溶けている半田を吸い取ってくれる半田吸い取り線です。半田を盛り過ぎたときや、半田付けし直したいときに使用します。
半田を盛りすぎてしまうと、他の線とショートしてしまう危険性がありますので、一度吸い取って半田付けし直したほうが良いでしょう。

あると便利な工具

クリッパー

TSK ツールクリッパー TX303

ケーブルやコネクタを固定する工具です。
予備半田するときや、2つの部品を半田付けするときに非常に便利です。
しっかり固定できると、半田不良の割合も減り、仕上がりが良くなります。
個人的には必須といってもいいぐらいのアイテムです。

フラックス

HOZAN(ホーザン) H-722 フラックス 30ML ・鉛フリーハンダ用
フラックスはもともと半田に含まれている成分で、半田付けの仕上がりが良くなります。

例えば半田付けに時間がかかって、こてを離すときに半田がツノみたいな形状になったします。その半田の部分にフラックスを塗り、もう一度半田付けすると半田が濡れ広がりキレイな光沢ができます。

細かい部分に半田付けする際に非常に便利です。

替え用のこて先

白光 こて先 2.4D型 T18-D24
良い半田付けを行うためには、場合によってこて先の形状を替えることも重要です。
ケーブルに半田付けをする場合は、熱容量を持った面積の広いこて先がオススメです。
C型、D型がそれに当たりますので、好みでお選びください。

・C型(FX600交換用)

・D型(FX600交換用)

ポリッシャー

白光(HAKKO) こて先ポリッシャー ケミカルペースト FS100-01

ポリッシャーは酸化して半田が付かなくなったこて先を再コーティングし、半田が付くようにしてくれます。
手軽にこて先を復活できるのですが、よく洗浄しないと半田が抵抗を持ってしまうので注意が必要です。

まとめ

私の独断と偏見で、「必須の工具」と「あると便利な工具」を分けてみました。
工具についてはこれぐらいあれば十分だと思います。

半田付けは腕にもよりますが、作業しやすい環境作りと工具選びが重要だと思います。
やりにくいな~とか、うまくいかないな~と思ったら、まず環境を変えてみると良いでしょう。皆さんの自作ライフがより楽しくなることを願っております。

The following two tabs change content below.
KOH
最後までご覧頂き、ありがとうございました!このサイトはオーディオ関係の情報を配信しております。この記事がわかりやすかった・役に立ったという方はシェア、もしくはコメントして頂けると嬉しいです!また、もしご不明な点がありましたら、 コチラ までお気軽にお問い合わせください。よろしくお願いいたします。
スポンサーリンク
レクタンダル(大)【Google AdSense】
レクタンダル(大)【Google AdSense】

シェアお願いします。

フォローお願いします。

人気ブログランキング
人気ブログランキングに参加中です。
クリック頂けると励みになります。

オーディオ ブログランキングへ

にほんブログ村 PC家電ブログ オーディオへ  
   にほんブログ村

コメント

  1. kyo より:

    記事、興味深く読ませていただきました。
    僕も仕事ではんだ付けをやっているのですが、1005のチップ部品のはんだ付けがうまくできません。何かコツってありますか?ご教授頂けるとありがたいです。

    • KOH KOH より:

      >kyoさん
      コメントありがとうございます!
      1005は小さくて大変ですよね…。
      私は下記の流れで行っています。

      1.こて先の先端にごく少量の半田をつける
      2.ピンセットで部品を固定しながら、片側を先に仮半田付けする
      3.再度こての先端にごく少量半田をつける
      4.もう片側を半田付けする(こちらはすでに先ほどの仮半田付けで固定されているので、半田を送りながら半田付けします)。
      5.仮半田付けしたほうにも少量半田を送り、完成

      こて先はなるべくとがっているもの(B型)を使い、半田はφ0.3を使うと良いと思います。また、フラックスを使うとキレイに出来ますので、もしあれば使ってみてください。

      文章だらけでわかりにくかったと思いますので、また何かありましたらご連絡ください。よろしくお願いします。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です