こんにちは、KOHです。
今回は、”Steam”で販売されている本格ギターシミュレーションゲーム「Rocksmith2014」の遅延対策方法についてご紹介します。
「Rocksmith2014」は本物のギターやベースを使って遊べる音楽ゲームです。
ゲーム画面の指示に従い、タイミングよくギターを弾くのですが、サウンドデバイスやゲームの設定によっては、実際に弾いたタイミングとゲームの認識が”ズレて”しまうことがあります。
簡単に例えると、ギターを実際に弾いてから、少し遅れてゲーム内でギターの弾いた音が鳴ります。これを「遅延」と言い、この「遅延」を限りなく”無”に近づけないと、いつまでもゲームのタイミングに合わせて弾くことができません。
この遅延対策方法が適切に設定できれば、遅延を少なくでき、より快適にプレイできるようになります。
遅延対策方法については、下記の順でご説明します。
- サウンドデバイスの設定
- Rocksmith2014の設定ファイルの編集
それでは早速やっていきましょう。
目次
Rocksmith2014で遊ぶのに必要なもの
リアルトーンケーブル
ギター or ベースとPCを接続するためのケーブルです。
これがないと遊べませんので、事前に必ず購入しましょう。
サウンドデバイスの設定
サウンドデバイスの設定では、再生デバイスと録音デバイスの設定を行います。
再生デバイス:Rocksmith2014 の音声を出力させるデバイス
録音デバイス:リアルトーンケーブルのデバイス
再生デバイス・録音デバイスともにサンプルレートとビットの形式を、
「2チャネル、16ビット、48000Hz(DVDの音質)」に設定する必要があります。
再生デバイス
3.音声を出力させるサウンドデバイスをダブルクリックします。
今回は「Realtek Digital Outout(Optical)」を選択しております。
※再生デバイス選択での注意点
ここでは「オンボード(マザーボード)」のサウンドデバイスを選択しましょう。
USB-DACなどの外部のサウンドデバイスより、オンボードのサウンドデバイスの方が
遅延が少なくなります。USB-DACを使用したい場合は、オンボードから出力した音声を
USB-DACに入力するようにすると遅延を抑えられます。
4.「詳細」をクリックし、既定の形式を「2チャネル、16ビット、48000Hz」を
選択します。排他モードは両方ともチェックを入れ、「適用」→「OK」の順に
クリックします。再生デバイスの設定はこれで完了です。
録音デバイス
2.「ハードウェアとサウンド」を開き、「Rocksmith USB Guitar Adapter」を
ダブルクリックします。
3.「詳細」をクリックし、既定の形式を「1チャネル、16ビット、48000Hz」を
選択します。排他モードは両方ともチェックを入れ、「適用」→「OK」の順に
クリックします。これで録音デバイスの設定は完了です。
Rocksmith2014の設定ファイルの編集
1.Steam を起動し、「ライブラリ」内の「ゲーム」をクリックします。
2.「Rocksmith2014」で右クリックし、「プロパティ」を選択します。
3.「ローカルファイル」→「ローカルファイルを閲覧…」の順にクリックします。
4.下図のようなフォルダが開くので、「Rocksmith.ini」をダブルクリックして開きます。
「Rocksmith.ini」がない場合は、一度Rocksmith2014を起動すると生成されます。
5.下図のような画面が開くので、「LatencyBuffer」の値を「1」し、上書き保存します。
後で再度設定する項目がありますので、ここでは閉じずに最小化しておきましょう。
※設定ファイルの項目について 各項目の内容については、下記のページにてわかりやすく解説されておりますので、 そちらをご参照ください。 Rocksmith @ Wiki:http://www18.atwiki.jp/rocksmith/pages/70.html
6.「Rocksmith2014」を選択し、「プレイ」をクリックします。
7.メインメニューにてギターを弾き、ギターの音を確認します。
音が正常に再生される場合とされない場合で対応が異なります。
※正常に音が再生される場合 「LatencyBuffer」の設定は完了です。 「Esc」キーを押し「Rocksmith2014」を終了させ、次【8.】に進みましょう。
※音にノイズがのる場合 再度「LatencyBuffer」を設定をします。 「Esc」キーを押し「Rocksmith2014」を終了させ、【5.】に戻ります。 「LatencyBuffer」の値を「2」にし、もう一度音を確認しましょう。 正常に音声がされるまで、「LatencyBuffer」の値を「3」、「4」と増やしていきます。
8.最小化した「Rocksmith.ini」を開き、「MaxOutputBufferSize」の値を「512」し、
上書き保存します。
9.「Rocksmith2014」を再度起動し、ギターの音を確認します。
音が正常に再生される場合とされない場合で対応が異なります。
※正常に音が再生される場合 「Esc」キーを押し「Rocksmith2014」を終了させ、【8.】に戻ります。 「MaxOutputBufferSize」の値を「256」にし、もう一度音を確認しましょう。 音にノイズがのるまで、「MaxOutputBufferSize」の値を「128」、「64」と 元の値の半分ずつ減らしていきます。ノイズがのったら「16」ずつ増やしていきましょう。
※音にノイズがのる場合 同様に「Esc」キーを押し「Rocksmith2014」を終了させ、【8.】に戻ります。 「MaxOutputBufferSize」の値を「528」にし、もう一度音を確認しましょう。 正常に音声がされるまで、「MaxOutputBufferSize」の値を「544」、「560」と 「16」ずつ増やしていきます。
10.ノイズがのらなくなったら設定完了です。
参考までに、私の設定を下図に載せておきます。
“リアルトーンケーブルの設定が最適化されていません”と表示される場合の対処法
メインメニューに入ると下図のように表示される場合があります。
その場合は、録音デバイスの「Rocksmith USB Guitar Adapter」を開き、デバイス名を「MIC」に変更します。変更したら「適用」→「OK」の順にクリックします。
これで表示されなくなるはずです。
参考サイト
この記事は、下記のサイトを参考に作成いたしました。
- Rocksmith @ Wiki:http://www18.atwiki.jp/rocksmith/pages/70.html
- 音響用半田を使って自作したミニミニケーブルを格安で販売中!その② - 2016年7月9日
- 音響用半田を使って自作したミニミニケーブルを格安で販売中! - 2016年4月24日
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