ASIO出力ができる無料ソフト「ASIO 4 ALL」のインストールと初期設定の方法!

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asio-4-all_install_23

こんにちは、KOHです。

今回は、ASIOドライバーが付属していないUSB-DACでもASIO出力が可能になるソフト「ASIO 4 ALL」のインストールと初期設定方法についてご紹介します。

この「ASIO 4 ALL」を使えば、DirectSound(デフォルトのオーディオデバイス)と比べて高音質化が期待できます!

それでは早速やっていきましょう。

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ASIO 4 ALLについて

■ASIOドライバーが付属していないUSB-DACでも、ASIO出力が可能となる。
・音楽再生ソフトがASIO出力に対応していることが条件です。
・対応ソフトは、foobar2000 / MusicBee / AIMP /JRiver Media Center など

■カーネルミキサーをバイパスできる。
・カーネルミキサーはPC上の様々なアプリケーション間の音楽をミックスして
出力する機能がある。
・ミックスの際に、入力されたデータを改変(リサンプリング)して出力するため
音質が変化する。
・ASIOはカーネルミキサーをバイパスできるため、入力されたデータと出力された
データが一致(バイナリ一致・ビットパーフェクト)し、音質の改善が期待できる。

■レイテンシー、ジッターが抑えられる。
・入力に対する出力のレイテンシー(遅延)が抑えられる。
・レイテンシーが抑えられると、停止・再生ボタンなどの反応速度が向上する。
・また、ジッター(遅延による揺らぎ)ノイズが抑えられ、音質が向上する。

インストール手順(v2.13)

1.ASIO 4 ALL のサイトに行きます。

2.「ASIO4ALL 2.13 – English」をクリックし、ダウンロードします。
asio-4-all_install_1

※うまくダウンロードできない場合は、窓の杜 のサイトへ行き、ダウンロードしましょう。
asio-4-all_install_2

3.ダウンロードした「ASIO4ALL_2_13_English.exe」をダブルクリックし、
  起動します。
asio-4-all_install_3

4.セットアップ画面が起動したら、「Next」をクリックします。
asio-4-all_install_4

5.「I accept ~」にチェックを入れ、「Next」をクリックします。
asio-4-all_install_5

6.「Off-Line Settings」にチェックを入れ、「Next」をクリックします。
asio-4-all_install_5-3

※ReWuschelについて
ReWire audioというソフトウェア間でオーディオのやり取りを、リアルタイムで行う
ためのオプションです。ReWireを聴いたことがない、もしくは使用していなければ
チェックは入れなくて大丈夫です。

7.インストール先を選択し、「Install」をクリックします。
asio-4-all_install_6

8.インストールが完了したら、「Finish」をクリックします。
  これでインストール手順が終了です。
asio-4-all_install_7

初期設定手順(foobar2000使用)

1.スタートメニューから、「ASIO4ALL v2」→「ASIO4ALL v2 Off-Line Settings」を
  選択します。
asio-4-all_install_8

2.設定画面が開くので、WDM Device Listから使用するサウンドデバイスを選択し、
  右上の閉じるボタンをクリックします
asio-4-all_install_10

3.foobar2000のショートカットをダブルクリックし、起動します。
foobar2000_nihongoka_8

4.「Library」→「Configure」の順にクリックします。
asio-4-all_install_11

5.左のメニューから「Playback」→「Output」の順にクリックし、
  出力デバイスを「ASIO:ASIO4ALL v2」を選択します。
  選択したら、「適用」→「OK」の順にクリックします。
asio-4-all_install_12

6.適当に曲を再生します。
asio-4-all_install_13

7.右下のタスクバーに下図のように表示されます。
asio-4-all_install_14

8.「ASIO4ALL v2」のアイコンをクリックします。
asio-4-all_install_15

9.設定画面が開くので、ASIO Buffer Sizeを一番左(64 Samples)まで
  スライドさせます。
asio-4-all_install_17

※ASIO Buffer Sizeについて
小さくするほど、レイテンシーも小さくできます。
この「ASIO Buffer Size」がレイテンシーに直接影響するので、再生に問題が出ない
程度まで小さくすると効果があります。
私の環境では、小さくするほど音の輪郭が際立っていく印象を感じました。

10.foobar2000の停止ボタンを押し、また再生します。
asio-4-all_install_18

11.右下のタスクバーに「ASIO Buffer Size」が表示されます。
asio-4-all_install_20

12.音が途切れたり、正常に再生されない場合は、再度設定画面を開き
   「ASIO Buffer Size」を1目盛り分、右にスライドさせます。
asio-4-all_install_21

13.正常に再生されるまで、10~12を繰り返します。
   私の環境では、「ASIO Buffer Size」が「192 Samples」のときに
   音が飛ぶことなく正常に再生されるようになりました。
asio-4-all_install_22

14.正常に再生されるようになったら、設定画面右下の「スパナマーク」を
   クリックします。
asio-4-all_install_22-2

15.「Latency Compensation」と「Options」をそれぞれ設定します。
   ここはデフォルトのままにしております。(特に変化が感じられなかったため)
   これで初期設定は完了です。
asio-4-all_install_23

※Latency Compensation(レイテンシー補正)について
これは「ASIO Buffer Size」の調整後に再生と録音のレイテンシーを微調整するための
機能のようです(マニュアルより)。聴感上、変化が感じられなかったのでデフォルトの
ままにしています。
※Optionsについて
ここはチェックを入れたり外したりして、聴き比べてみてください。
■Hardware Buffer(Does not always work)
これは「WavePCI」というドライバーのみで機能するそうなので(マニュアルより)、
通常はOFFのままで良いと思います。
■Kernel Buffers
増加させると再生時間までの時間が増え、レイテンシーも増加します。
非力なPCではない限り、「2」のままが良いそうです(マニュアルより)。
■Always Resample 44.1kHz<->48kHz
44.1kHzのサンプリングを48kHzで出力します。
■Force WDM Driver To 16 Bit
強制的に量子化ビットを16bitで出力します。
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KOH
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